動物愛護者のわたし


仙台キャバクラ派遣のアシストの事務所にはテレビがあって、
たまにニュースがついていてなんとなく観たりするけれど、1年を通して物騒なニュースがない日なんて1日もないんじゃないかと思う。
ここ数日やっているニュースで、青森県八戸市で小学六年生の女の子が下校中に知らない男に首を切られたというニュースがある。
こわすぎるなぁと思って観ていたけど、捜査が進んですぐに犯人が逮捕された。
なんと犯人は14歳の中学生だった。犯人が中学生だなんてさらにこわすぎると思った。
田舎より都会の方が事件は多そうだけど、田舎は田舎で事件が起こるときは結構衝撃的な事件だったりえぐい事件が多い気がする。
犯人の中学生は誰でもよかったと言っているらしいし、犯行当日の学校の様子も特に何もなく普段通りだったらしいし、運動部で部活を頑張っていたと学校側が言っていた。
根暗で友達がいないような人だったらまだ理解できるけど、部活もやっている普通の子だったんだなと思うと、犯人に何があったのかとても気になる。それにしても、被害者の女の子は本当にかわいそうだ。切りつけられる前に尾行されていたみたいだし、その子がこれから外に出ることがトラウマになってしまって、
悲しい人生にならないようにどうか頑張って欲しい。
今日テレビで、日本にいる外来種を駆除したり、人の迷惑になっているねずみやハチを駆除する番組がやっていた。多分特番だと思う。動物愛護者のわたしとしては、こんな番組がやっていることが信じられない。外来種が日本に来てしまった理由も人間のせいだし、人間のせいで外来種は日本に来させられて、仲間もいないし何もわからない土地でいきなり生活させられてやっと仲間が増えたのに、他の元々日本にいた動物たちを餌に生きるしかないせいで、人間は在来種を守るために外来種を駆除する。なんて酷い話なんだろうと思った。昔、小学生の時に「いのちの重さはみな同じ」という本を読んだことがある。物心がついた時からわたしはそういう本を読んで、そういうものだと思って生きてきているから、本当にこんな番組を見ると不快になる。ハチの駆除も、養蜂場のミツバチの巣を襲うオオスズメバチを駆除するという話だった。ミツバチに比べて3倍ほど体が大きくて、オオスズメバチはとても迫力がある。わたしは虫は大嫌いだけど、人間に利用されるために守られる虫がいて人間に殺される虫がいるなんて、本当に残酷だなあと思う。生き物とは進化していくものだ。人間も進化するし、虫や動物もみんな進化していく。だからわたしは考える。何百年、何千年後、人に殺され続けた生き物たちは、人間に殺されないように進化していくんじゃないかと。もしくは、人間を殺せるほど強くなっていくんじゃないかと。わたしも死ぬのは怖い。だけど、動物だって同じだ。だからその怖いという気持ちが、動物たちを進化させるんじゃないかと思う。
仲良く共存できる世界なんてきっとありえないと思うけど、
そんな世界だったら良かったのにと心から思う。