馬は足が長い

今日はたまたまNetflixを開いたら、「ガウ子」というアニメが配信されていた。なんだか、ちびまる子ちゃんや、サザエさん、コジコジを足したようなアニメだった。かな子という女の子が怒ると怪獣になってしまうという謎の設定だ。
わりと単純な性格で明るく元気で少しアホっぽい。そして怒りっぽい。
人以外にもカエルや変な宇宙人なども一緒に共存するという世界だ。その辺が少しコジコジっぽい。子供向けでもあり、もの好きな大人は好きそうなアニメだ。わたしもまあまあ楽しめるアニメだった。でもどハマりするほどではなく、むしろコジコジが観たくなった。暇な時に時間つぶしに観るのにはいいかもしれない。
Netflixでコジコジを探してみたけれど、ちびまる子ちゃんはあったけどコジコジはなかった。残念だ。
残念といえば、「残念な生きもの時点」というテレビがある。タイトルの通り、残念な生きものを紹介してくれる。進化の過程で、なんだか少し残念になってしまった生きものを紹介してくれる。
たとえば、コアラはユーカリを主食にして生きている。だけどユーカリには猛毒が入っていて、コアラもユーカリを食べることはできるけれど毒のせいでユーカリを食べたら解毒のために相当体力を使うらしい。だからそのせいで、コアラは毎日毎日すぐ眠くなってしまって、寝るか食べるかばかりになってしまうらしい。そんな毒が入ったユーカリを食べるのはコアラぐらいで、そんなものが食べられるように進化したからこれまで生き残ってこられたらしい。なんとも考え深い残念さだ。
他にも、「てんとう虫」の豆知識がやっていた。
てんとう虫は鮮やかな色合いをしているから、天敵に見つけられやすい。だが、てんとう虫は刺激を感じると黄色い液体を出す。それが相当苦い液体らしく、食べられてしまっても吐き出されるらしい。なんともいえない能力だ。苦い液体を出す前に、噛み砕かれてしまったら死んでしまうし…。その辺はどうなんだろう。
色鮮やかな色じゃなく、暗い色に進化した方がいいような気がする。
この番組はわりと子供向けで、残念な動物を紹介した歌もやっていて、ちょっとかわいいし面白い。子供受けしそうな感じだ。
「アライグマ」は、よく食べ物を洗っているイメージがある。だけど実は、食べ物は洗わないらしい。むしろ、ヒマだから水辺で手をゴシゴシしているだけらしい。決して綺麗好きなわけではないらしい。仲間の中では水の中に手を入れて、ザリガニなどを手探りで探していたりはするけど、基本ヒマだからやってるらしい。
馬は足が長い。そして足が速い。みんな知っていることだ。だけど、馬の先祖は、足が短かったということを知っているだろうか?
本来馬は足が短かったのだ。だけど、もともと住んでいた森が住めなくなってしまい、別なところに移住した。そしたら、敵に襲われる率が高くなってしまった。敵から逃げる毎日だ。そして、仲間はどんどん減っていった。でも、足が他の馬よりも少しだけ長い馬だけが生き残った。足が長い方が逃げ足が少し速い。だから、その繰り返しでどんどん足が長い馬ばかりが生き残っていくようになって、現在のような足の長い生き物になったらしい。ピンチは進化のチャンスであり、多くの犠牲があり進化がある。なかなか悲しい話だ。
そしてなんと「キリン」も馬と同じようにもともと足が短かったらしい。キリンは足が長くなったら、今度は頭が地面につきにくくなってしまった水が飲みにくくなっていったそうだ。水を飲もうと首を地面に屈ませた時に、その瞬間を狙われてしまい敵に襲われやすくなってしまったらしい。そして、たまたま首の長い子が生まれ、首の長い子の方が生き残れる率が高くなり、現在のような首の長さになったらしい。
工業がとても発展していった19世紀後半のイギリス、「シモフリガシャク」という白い蛾がいた。その白い蛾は、森に住んでいて、白い体を生かしてうまく木に同化して敵から身を守っていた。だが、イギリスの工業が発展していけばいくほど、その工業のせいで黒い煙が森に蔓延してしまい、木々が黒くなっていってしまった。だから、白い体を持つ「シモフリガシャク」は敵によく見つかるようになってしまった。そこでたまたま、黒い体のシモフリガシャクが生まれたらしい。たまたま敵に見つからずに生き延び、黒い体に進化し、彼らは生き延びれたらしい。まず、工業のせいでそんな被害があることにもびっくりしたし、可哀想だと思った。でも進化のおかげで今も生き延びていて、すごいと思った。本当に進化しないと生きていけないものなんだと思った。
今は絶滅してしまった「恐竜」は、なぜ絶滅してしまったか知っているだろうか?
なんと、ある日突然、地球に大きな隕石が落ちてしまったそう。そして、そのせいで地球の温度が下がってしまった。
恐竜が天敵の小さな哺乳類たちは、体が小さい分、食べ物も少なくて済むので、寒い中でも少しの食べ物で生き延びられた。
だが、それまで生き物の中で一番強かった恐竜は寒いのが苦手な人生き物だった。とても強くて体が大きくても、それが原因で死んでいってしまったらしい。
小さな哺乳類たちも、恐竜たちが生き延びていたら、絶滅していたかもしれないし、今小さな哺乳類たちが生き延びているのはたまたまらしい。