理想の自分をイメージ


“考えたことが現実になればいいのに”、と思う人は多いと思いますが、考えなければ現実とはなりません。恋愛に興味がなければ、多くの場合、誰かと付き合うこともない反面、恋愛に積極的であれば、自ら納得できる相手と出会えるまで行動するだろうことをイメージすれば、“考えなければ現実とならない”というのは的を射ているといえるのではないでしょうか。そして、このような考え方をより深くしたものが、引き寄せの法則です。

きっと皆さんも引き寄せの法則という名称は見聞きしたことがあると思いますが、ネットで検索してみると、引き寄せの法則とは、“自分に起きる事は、自分が思った事からしか起こらない”とされているので、いつでもポジティブなイメージだけを持ち続けて活動していきましょう、と多くのサイトで主張されています。言葉を選ばずに表現するなら、バカになって幸せなイメージだけを持ち続ければ思い通りの人生になるというのですから、これほど素晴らしく、誰にでも実践可能なものはありません。しかし、これほど甘いことを言っているのですから、それらのサイトは引き寄せの法則について誤った情報を掲載していると疑ってみたほうがいいのではないでしょうか。

引き寄せの法則について、もっと詳しく調べてみれば、引き寄せることのできるモノは、現在の自分のレベルに応じたモノであるとのことで、思わず「そうだよね・・」と納得させられてしまいます。特に、引き寄せの法則によって出会うことのできる人間は、同じレベルの者同士となる傾向とのこと。まさに“類は友を呼ぶ”という昔からの言葉がぴったりと当てはまります。例えば、恋愛について引き寄せの法則を活用してみようと思ったとき、ビジュアルや性格、経済力などの諸要素を兼ね備えた人物を引き寄せたい相手として目標設定したとしても、なかなかそのような相手に巡り会うことはできません。その理由は、自分がそういった異性と出会えるような場所にいないためであり、仮に出会えたとしても、その視線が自分へと向けられないからです。

これまでご紹介してきた内容を振り返れば、引き寄せの法則を上手く活用するには、まず自分を磨きあげることが大切だといえます。努力しながら、理想の自分をイメージし続けることで、実際に自分が理想へと近づいていくのが、引き寄せの法則の正体といえるかもしれません。