言葉がなかったり


大人はよく、恋愛をしても言葉がなかったりする。
「好きです」「付き合いましょう」「結婚しましょう」それらの言葉がなくても、
お互いに付き合っていることを認知してうまくやっている場合がある。そうやって結婚した人もいる。だけどそんな話はおじいちゃんおばあちゃん、はたまた、お母さんお父さんのような世代だ。その世代には今のように携帯などがない世代だから、なにかを約束をすることが難しい時代だったからだ。だから、現代での話とは全く違う。うまくやっていない場合の方が多い。「わたしって彼のなんなの?」「付き合おうとかは言われてないんだけど、今の関係って何?」こんな悩みを持つ人もいる。友達に相談されたこともある。わたしは友達だとしても、遠慮せずにすぐに注意する。だけどやめられないのが恋愛。わたしはそういう人を見て思う、恋は本当に盲目なんだな、と。そして、その「恋は盲目」をうまく利用して人を操る人もいる。わたしもある意味、そんな仕事をしていたわけだ。でもわたしは仕事としてやっていたわけで、プライベートでは絶対にやらない。そんなことをして人に嫌な思いをさせて、自分が将来幸せになれるはずがないと思うからだ。人を不幸にした人が、幸せになれる世の中なんて嫌だし、人を不幸にした人が幸せになれるわけがないと思う。ろくなことがない。恋愛にだらしない人はいずれ頭を打つ、そう思う。職場でのことならなおさら。わたしの経験上、仕事とプライベートを公私混同する人はだいたい仕事ができない。人もついてこない好かれない。そして恋は盲目なので、人に迷惑をかけていることに大体気づいていない場合が多い。大事な用事よりも、だいたい恋愛の方を優先しがち。これでは完全に社会人として失格だ。公私混同してしまう人の特徴として、面倒見がいい、仕事とプライベートを切り替えていない、プライベートに友達がいない、学生気分がぬけていない、という特徴がある。わたしは水商売を卒業し、仙台キャバクラ派遣のアシストに就職させてもらった。水商売の経験があるから世の中の男女のドロドロな話には割と慣れている。だけど、知っている人がやっていたり、目の当たりにするのはやっぱり、生理的に無理だし気持ちが悪いと思う。学生ならまだしも、20代前半ならまだしも、恋愛は色々経験した方がいいと想って目を瞑れる。いい大人がそんなことをしていたら、正直心のどこかでその人を見る目も変わるし軽蔑する。でも、そう普通の感覚で思えるわたしで良かったとホッとする。水商売をやってそういうのが当たり前だと思える汚い感覚に染まる前に辞めて、良かったとホッとする。