悪魔に魂を売るという言い回し

55日記

 「悪魔に魂を売る」という言い回しがありますが、現代においても悪魔達は果たして我々人間から魂を買い取ってくれるのでしょうか。仙台キャバクラ嬢も悪魔のようなかたもいますね。人口増加に悩み、平気で自分の命を投げ出す人間の多い昨今、悪魔達は魂に困ることが無いと思われます。魂バブルです。(景気面でも儚さ面でも)  よく願いごとと引き換えに悪魔達は魂を買い取りますが、そんな破格の条件を出さなくても魂は充分に貰える時代になったと思われます。悪魔にとってはそうした対価を払う程の価値が人間の魂にあると思っているのか、悪魔にとって人間の願いごとなど造作も無いことなのかは分かりません。しかし、どちらにしても悪魔が人間以上に義理堅い存在だということは分かります。  悪魔に願うことは禁忌のように言われ、怖い物語や教訓の引き合いに出されます。ですが、例えば独り身のお婆さんが悪魔に寿命で亡くなるまで話相手になって欲しいと願い、悪魔がそれを叶えたら何だかとてもハートフルな物語に一変します。悪魔というのは見る人によって天使のようにも見え、人間を映す鏡の1つなのかもしれません。求人面接でも悪魔に魂を売るようにうそをつくこともあるのかもしれません。  昔は悪魔に魂を売ることに抵抗がありましたが、最近では条件次第では売ってしまうかもしれません。別に生きることを嫌になったわけではなく、悪魔に私が頷けるだけの理由があるのなら、ドナーのような立場にはなろうかと思います。買取り拒否をされたら悲しいですが。  生まれてからまだ1度も悪魔に会ったことはありませんが、売買や交渉の余地がある存在ならば、世間で言われる程悪いイメージではないと思われます。人間には無断で魂を奪っていく輩もいるので、悪魔はきっと紳士的な方なのでしょう。あるいは私達が勝手に自分にとって都合が“悪”く、邪“魔”な人間をそう呼んでいるだけかもしれません。